基本的に一人の人がいくつもの会社に所属して仕事をすることに法律的な問題はありません。
副業の言葉があるものの、いろいろな会社に正社員として所属したり役員として所属することはあるでしょう。
ただそれぞれの会社での役割を果たせないと問題が出てきます。
かつては本業に問題が出る可能性があると副業を禁止する会社も多くありましたが、最近は給料をだせないからか副業を認めるところも増えています。
社員はそれぞれ本業以外の活動もしているのが現状です。
本来の転職活動は一旦会社を辞めてから行うべきでしょう。
本業の合間に別の会社の求人を探したり面接をするとなると業務に支障が出るためです。
ただ一旦辞めてからだと再就職先が決まるまで働くことができず給料がもらえません。
営業職としてそれなりの実績のある人が自信をもって一旦退職してから営業求人を探していましたが実際にはなかなか就職先が決まりませんでした。
しばらくは失業保険も受けられますが、それがなくなると収入はゼロになります。
一旦退職してから転職活動をするメリットとして自由な活動ができることが挙げられます。
働きながらだと面接に自由に行けなかったり引継ぎに時間がかかって初出勤が遅れるなどの問題がありますが、退職していればそれらの問題は起きません。
そデメリットとしてなかなか決まらないと良くない営業求人に応募せざるを得なくなることでしょう。
特に家族を養っている人は収入ゼロよりも少しでも給料が欲しいですから、良くない条件でも飲まざるを得なくなります。
更に問題としてあまり仕事をしていない期間が長引くと採用されづらくなることです。
それなりに営業成績がいい人はプライドを持っているため、よりいい条件で転職したいと考えます。
採用側もどんどん評価してくれると考えがちですが、価値観が異なればなかなか採用してもらえません。
一旦退職してから活動するときは計画をしっかり立て、あまり長引きそうなときは少しずつ条件を下げるなどの工夫も必要になるでしょう。
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